業務の効率化は人の行動を制限する可能性も

業務の効率化というのは今の時代では非常に重要なものとされていますが、それを徹底するのが必ずしも効率的になるとは限りません。

実際に業務に当たるのは機械ではなく人間が行っているわけですから、過度な効率化は人の行動を制限してしまうおそれもあるためです。

効率を追求するということは余計なことを排除するということですから、一度その形が決まればそれ以外のことをしないことが基本となります。

しかし、問題としてはその内容が実は効率的ではなかった場合、それを変更することができずに逆に効率が落ちてしまうということもあるのです。

業務にあたっている人がその非効率さに気付いて修正するように提案をしてくれればよいのですが、画一的なやり方を押し付けられてしまうとそれが普通だと思い込んでしまって、自らの意思でより効率的な方法を模索しようとする力を奪ってしまうということがあります。

そのため、効率化のために行っていたことが逆に非効率の原因となってしまうという事も有り得るのです。

別の問題としては機械ではない、人間が同じような作業を繰り返していると逆に能率が落ちてしまうということもあり得ます。

機械はどれだけ同じことをさせ続けても不満も言わず作業をし続けてくれますが、人間は同じ作業を続けていれば集中力も途切れることになり効率を追求した結果能率が落ちてしまうことになるのです。

効率化を追求するというのは、机上で考えだしたものをそのまま現場でも上手くいくと考えるのではなくそれを行って、本当に効率が良くなるのかということを考える必要があるのです。

あまりにも業務の効率を重視しすぎて細かなルールを作りすぎてしまうと、働く人たちは自ら考えることを放棄してしまいその結果として行動が制限されてしまうということもあります。

効率を追求するためにはそこで働く人たちの感情といったものを抜きにして考えることはできませんから、効率を重視するならそこまで熟慮する必要があります。

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